狙うはITグロース株 成長率の高いIT株を解説するブログ

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2020年のIT分野の予測

みなさん、こんにちは。

 

ここのところ仕事や育児が忙しく記事をほとんど更新せずすいません。。。

この年末年始も子育てに追われて、まともに時間が取れませんが、参考までに今後のIT分野に対する自分の考察を述べておきます。

 

1.ITメジャーについての考察

アルファベット(グーグル)、アマゾン、ファイスブック、アップル、マイクロソフト、アリババ、テンセントについては2020年も売上げ及び営業利益を着実に増加させていくと思います(営業利益の伸びは若干鈍化するかもしれませんが)。

 

上記のIT企業の地位はもはや盤石です。社会のIT化が進行する限り、これらの企業の業績は着実に向上していくでしょう。あと、2020年から普及が始まる5Gもこれらの企業にとって大きな追い風になると思います。

 

現在、これらの企業は違法サイトや違法商品の検知・削除に莫大な人件費を投じており、このコストが営業利益を大きく引き下げています。ただし、あと数年もすればAIによる検知・削除システムを自社開発して大幅に人件費コストを引き下げていくでしょう。

 

個人的な見立てとして5Gが先進国で完全に普及し、違法コンテンツや商品を削除するAI システムが本格稼働しているであろう2025年までITメジャーの業績は伸び続ける可能性が高いです(例外的にアップルはアイフォーンの人気が落ちて業績が伸び悩んでいるかもしれませんが・・・)。

 

2.ITユニコーンについて

次のGAFA、BATと見なされていたITユニコーン(例:WeWork、Uber等)は完全に逆風が吹いています。ライバルとの激しい競争のため、黒字化の目処が立たないこれらの企業に対して投資家の評価が下がってきているように感じます。2020年は投資家から資金調達を受けられず企業経営が危ぶまれる企業が出てくるかもしれません。

 

これらのITユニコーンやこれらの企業に積極的に投資しているソフトバンクグループへの投資は当分控えた方がいいかもしれません。

 

3.日本のIT分野

ヤフーとLineが統合することで日本ではGAFA、楽天、ヤフー&Line連合の3極が様々な産業のIT化を牽引していくことになりそうです。ちなみに楽天、ヤフー&Line連合は海外ではGAFA、BATに到底太刀打ちできないでしょう。

 

特に電子決済の分野では楽天とヤフー&Line連合がシェア1位を激しく争うことにな流でしょう。Suicaなどの鉄道系はやる気がないため、激しい割引合戦の中、徐々に存在感を落としていく気がしています。

 

おそらく電子決済で大きなシェアをとった企業が金融(フィンテック)や小売り(Eコマース)の分野で優位に立つことになると思います。

 

もし、これから日本株に投資するならば楽天かソフトバンクが妥当かもしれません。ただし楽天は本業のEコマースでアマゾンにシェアを奪われている点、ソフトバンクは親会社のソフトバンクグループがITユニコーンへの積極投資で逆風が吹いている点が懸念材料ですが・・・

 

上記を踏まえると、結論として2020年以降、手堅く投資するならばアルファベット、アマゾン、フェイスブック、マイクロソフト、アリババ、テンセントあたりがいいと思います。