高いリターンを期待するならVGTとグーグル株は鉄板!
みなさん、こんにちは。
これまで私は複数のETFや個別株に投資をしてきましたが、それらの値動きのチェックを詳細に続けた結果、基本的には以下のポートフォリオを目指そうと思っています。
・VGT(バンガード情報技術セクター)
・グーグル
・アリババ
※色々と検討した結果、今後、フェイスブックの個別株も併せて購入したいと考えてます(19年5月4日時点)
VGTとグーグルは鉄板です。株価が下降局面になったらコンスタントに買い入れます。アリババについてはPER(注)が50を超えており今はかなり割高なので35以下まで下がる時があれば買います。
(注)PERは株価収益率のことで、株価を一株当たりの当期純利益で割ったもの。
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まず、このブログでも度々紹介していますが、VGTは絶対外せません。
VGTの組み入れ上位銘柄及び全体に占める割合は以下の通りです。
1位 アップル(15.10%)
2位 マイクロソフト(14.40%)
3位 ビザ(4.30%)
4位 インテル(4.10%)
5位 シスコ(4.10%)
6位 マスターカード(3.60%)
7位 オラクル(2.40%)
8位 アドビ(2.20%)
9位 IBM(2.20%)
10位 ブロードコム(2.10%)
(2019年3月31日時点)
VGTのここ5年間の平均年間値上がり率は29.8%であり、VOO(S&P500連動のETF)の14.4%、VT(世界全体株価連動のETF)の8.4%に比べて圧倒的なパフォーマンスを叩き出してます(配当金は含みません)。
これに対して「値上がりがあまりにも大きすぎる。いつか激しく値下がりするのではないか。」と心配になる人も多いかと思います。私も当初は同じ懸念を持っており、そのため少額から購入を始め、様子を見ながら慎重に購入金額を増やしてきました。
私がVGTにおいて大きな値崩れがないと確信している根拠は上位に組み入れられている企業のPERがそれほど高くない点です。
以下が各社のPERの値になります。
アップル:16.82
マイクロソフト:28.62
ビザ:34.45
インテル:13.06
シスコ:20.58
マスターカード:43.02
オラクル:19.53
アドビ:50.02
IBM:14.77
ブロードコム:21.04
(2019年4月20日時点)
ビザ、マスターカード、アドビはやや高いですが、それ以外の企業は30未満です。私の経験則上、50を超えていると何かの拍子に株価が一気に下がることがありますが、この数値ならば大きな値崩れは起きないと思います。
また、私はビジネス向けにソフトウェアを提供する企業がVGTの上位に組み込まれている点に大きな将来性及び確実性を感じています。
ビジネス向けのソフトウェアを提供している企業としては マイクロソフト、シスコ、オラクル、アドビが挙げられます。
今後、5Gの時代が到来すると、様々なデータを瞬間的に共有できるようになるとともに、電話会議においても、まるで実際に会議室で議論しているかのように、相手の顔や声が一切の遅延なくクリアに見聞きできるようになると言われています。
現在、在宅勤務を推進する企業が増えていますが、5Gにより、どこで働いても業務上、一切支障が出ない環境が整えば在宅勤務はより一層浸透していくでしょう。その結果、VGTに組み込まれている企業が提供するソフトウェア、電話会議システム、セキュリティシステムなどの需要は拡大していくと思います。
また、ビジネス向けとプライベート向けで大きく異なる点として、ビジネス向けでは継続性や互換性が強く求められます。
もし、会社が使用するソフトウェアをマイクロソフト製からグーグル製に変えた場合、これまでのデータをグーグルのソフトに変換する必要が生じますし、そもそも、グーグルのファイルをクライアントやパートナーへ送付しても、先方がファイルを開けない状況が発生します。
このようにビジネス分野では革新性よりも継続性や互換性の方が大事であるため、現時点でこの分野で高いシェアを有している企業は今後も安定的に収益をあげることができるでしょう。
更に、前の日記でも書きましたが、今後、大きな利益を生むフィンテック関連のビッグデータを持つビザとマスターカードが上位に組み込まれている点もVGTの大きな魅力です。
VGTの数少ない懸念点としては、上位に組み込まれているアップルがスマホOSのプラットフォームをグーグルに侵食されるリスク、IBMがコアビジネスに据えている言語処理のAIシステム分野において、グーグルに圧倒されるリスク。あとは可能性としてそれほど高くないですが、グーグルなどのITメジャーが高性能の半導体を自社開発することによりインテルやブロードコムなど半導体メーカーの業績が低下するリスクなどが挙げられます。
ただし、鋭い読者は気づかれたかもしれませんが、これらは全てグーグルに起因するリスクなので、このリスクはグーグルの個別株を持てばほぼ完全に回避できると考えています。
ちなみにアリババについても、米国のITメジャーが中国市場において重要なプラットフォームを握れないように中国政府が規制をかけているので、アリババの主力ビジネスがグーグルに侵食されるリスクはありません。
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結論として、私のポートフォリオは①他社のビジネスを飲み込みながら成長を続ける王者グーグル、②グーグルが侵入しづらいビジネス&フィンテック分野でポジションを確立してる有望企業で構成されているVGT、③グーグルが入り込めない中国市場で安定して高い利益を出せるアリババの3本柱と言えます。