狙うはITグロース株 成長率の高いIT株を解説するブログ

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【老後資金2000万円も全く問題なし】誰でも実践できる投資で確実に資産を増やせる方法

これまで数年間、私は株式投資を行ってきました。初めのうちはトライアンドエラーを繰り返しながら投資を続けてきましたが、そのような試行錯誤を通じて、長期的に確実に資産を増やせる普遍的な投資戦略が明確化してきましたので、今回はその戦略について詳細に説明していきます。

 

戦略1.目標を立て、計画通り余剰資金を毎月捻出する

まさにビジネスでもそうですが、大きな成功をおさめるには①具体的な数値目標を掲げ、②その目標を達成するうえで日々行うべき行為を明確化して、③明確化した行為を着実に日々実践することが必要不可欠です。

 

確実に資産を増やすために、まず“〇〇年までに〇〇万円の資産を形成する”という目標を立てましょう。

 

私の場合、以下の複利計算サイトを利用して目標を立てています。

投資信託のガイド|ファンドの海】http://guide.fund-no-umi.com/tools/comp.html

 

ちなみに私は2019年4月時点で約4500万円の元手があり、2027年3月時点(約8年後)までに資産を2億円以上増やす目標を立てています。

 

なお、1年あたりの期待リターンについてですが、私は長期的なリターンとして以下の見立てをしています。

・米国の大手IT企業を中心としたITセクターへ投資:約15%

・米国のS&P500指数に連動する投資信託/ETFへ投資:約8%

・世界の株式市場全体に連動する投資信託/ETFへ投資:約4%

 

私はITセクターへ投資しているので1年あたりの期待リターンは15%を数値として使用しています。元手、目標額、期待リターンの数値が決まれば、毎年・毎月いくらお金を投資に回すべきか算出することができます。

 

毎年・毎月いくらお金を投資に回すべきか明らかになったら、次にそれを着実に実行しましょう。投資に回せる余剰資金は収入と支出の差額になりますので、余剰資金を捻出するには収入を増やすor/and支出を減らす必要があります。

 

収入を増やす最も確実な方法は結婚している場合、夫婦共稼ぎを続けることです。可能な限り共稼ぎを目指しましょう(ちなみに私の場合、色々な都合があり、私一人が働いてます。。。人生なかなか思うようにいきません(苦笑))

 

支出を減らす最も確実な方法は固定費の中で最も高い割合を占める住居費をできるだけ引き下げることです。独身の場合、まずは①自宅で両親との同居を目指し、それが難しい場合は②社宅に入ることを目指し、それも難しい場合は③複数人でのシェアハウスを目指しましょう。

 

私の場合、独身時代は幸運にも家族と同居できたので、その他の支出をほとんど節約しなくても毎年勝手に余剰資金が貯まっていきました。親からいい加減に実家から出ていけと言われても結婚するまで実家にしがみつきました(もちろんある程度の生活費は実家に毎月入れてましたが)。

 

戦略2.捻出した余剰資金を適切に投資する

毎年・毎月、予定通り余剰資金を捻出したら、後はその資金を投資するだけです。ちなみに、研究者が様々な投資対象について100年以上の超長期間の期待リターンを算出したところ、統計上は不動産と株式が最も期待リターンが高かったそうです。

 

ただし、不動産の場合、①1回の投資額が莫大になる、②日本の場合、不動産の価値は年々低下する傾向が高い、③日本の場合、大地震が起きて不動産が破壊されるリスクがあるなどの理由から私は投資を避けています。

 

結果として、私は株式投資のみを実施していますが、株式投資をする際に留意しているポイントは以下の通りです。

 

ポイント1:株価下落リスクを適切にコントロールする

私は投資している個別企業の株価が50%暴落しても、投資総額の減少が5%以下になるように調整しています。具体的に言いますと、1社あたりの投資金額を投資総額の10%以下におさえるようにしています。

 

現在、私はグーグルの株を投資資産の約10%分保有していますが、将来、グーグルの株価が50%下落する事態が発生したとしても、投資総額の減少額は50%×0.1=5%で済むことになります。

 

基本的にはリスク・コントロールの観点から、価格変動の激しい個別株よりも価格が安定的な投資信託/ETFをメインに投資したほうがいいでしょう。私も投資総額の半分以上をETFに充てるとともに、そのETFに含まれていない有望な企業のみ、個別株を保有するようにしています。

 

ポイント2:確実に成長する産業や国に集中投資する

上記ではリスクを回避するために個別株を過度に持たずに投資信託/ETFをメインに持つことを推奨しました。一方、出来る限り高い期待リターンを達成するため、産業や国については確実に成長する分野に集中して投資した方が実際にはローリスクで効率的に資産を増やせます。

 

私は長年IT企業で働いており、更にはこの分野で最先端をいく米国・中国にも住んでいたため、今後、米国や中国のITメジャーがあらゆる産業に進出して高い利益を獲得していくことを確信しています。そのため、私はITセクターの株式で構成されているVGTをメインで保有するとともに、VGTに含まれないグーグル、フェイスブック、アリババの株を個別に保有しています(VGTについて詳しく知りたい読者は以下のページをご覧ください)。私はIT分野に集中投資すれば年率15%前後の期待リターンを達成できると考えています。

itlover.hatenablog.com

 

一方、「IT産業は怖くて投資する気になれない」という場合、代わりに米国の上場企業に集中投資することをお勧めします(米国市場の優位性については以下のページをご覧ください)。米国のS&P500に連動する投資信託/ETF(例えばVOO)に投資すれば年率8%前後の期待リターンは達成できます。一方、新興国に集中投資するのはリスクが高すぎるので絶対NGです(その理由も以下のページに書いています)。

itlover.hatenablog.com

 

ポイント3:株価が暴落しても決して狼狽売りしない。株価が回復するまでじっと待つ

上記のポイント1、ポイント2を踏まえて投資をしている限り、仮に株価が大きく暴落したとしても、じっと耐えていればいずれ必ず株価は回復します。

 

実際、2008年にリーマンショックが発生した際、4半期ごとに利益を出さないといけない上場企業は保有する株を売却して損失を確定させましたが、多くの個人投資家は回復するまでじっと耐えることで資産を守ることに成功したと言われています。

 

一方、信用買いや信用売りと呼ばれるレバレッジをかけての株の売買は絶対NGです。この場合、株式市場が暴落した際に損失を確定しないとならなくなり、暴落時に一番有効な塩漬け戦略がとれなくなります。

 

証券会社のサイトなどでは信用取引を積極的に宣伝していますが、これらの企業は投資家が信用取引を利用するとたくさん手数料が入ってくるため、あくまで自社利益の観点から信用取引を勧めているだけです。決して騙されないようにしましょう。

 

ポイント4:初めはドルコスト平均法でコンスタントに投資する。価格変動のパターンがわかってきたら、下落トレンド時に指値で購入を狙う

個別株や投資信託/ETFには価格変動のパターンがあります。基本的に個別株は変動が激しく、投資信託/ETFはゆるやかですが、想定される短期的な変動幅や上限・下限価格は各商品によって千差万別です。

 

初めて投資をする人はまずドルコスト平均法と呼ばれる一定少額の投資を毎月継続する手法を取ることをお勧めします。

 

継続投資を通じて毎日株価を見ていると、だんだんその商品の変動幅や上限・下限価格がなんとなく見えてきます。それが見えてくるようになれば、想定される下限価格付近で商品を指値(売買価格を指定する注文方法)で買えるようになってきます。また、購入したものの、なかなか値上がりをしない商品を上限価格付近で指値で売り抜けることもできるようになってきます。

 

もちろん予想が外れることはありますが、指値で注文をしていれば、予想が外れた場合、売買が成立しないだけなので損失が出ることはありません。

 

もし「毎日、株価をチェックするのはめんどくさい」という場合、ITセクターもしくはS&P500に関連する投資信託/ETFをメインで購入していれば、毎月決まった日に定額でコンスタントに買い入れるだけでも資産は着実に増えていきます。

 

まとめ

上記に書いたことは、自分の所見及び株式投資に関する様々な書籍、サイトをまとめて要約したものです。上記の内容に基づいて投資を行えば誰でも効率的に資産を形成することができると思います。

 

最近、麻生大臣が「老後に快適な生活を送りたいならば、年金以外に2000万円が必要」と発言して、反発を受けていますが、適切に投資をすれば老後に2000万円を確保するのは比較的容易です。

 

ぜひ、みなさん実践してみてください!!